中川竜之介大学院生のEnfortumab vedotin隔週投与における有効性と安全性について検討した論文がJJCOに掲載されました!
研究
2024.08.02
現在、進行性尿路上皮癌における3次治療としてEnfortumab vedotin (EV)が本邦で承認されていますが、日本人患者における副作用の頻度の高さが問題となっております。
今回我々は隔週投与におけるEVの有効性及び安全性について後方視的検討を行いました。
結果としては通常投与(3投1休)群と比較して、隔週投与群では食欲不振、掻痒、斑状丘疹、貧血、肝障害の副作用が有意に減少しました。
またORR、PFS及びOSにおいては通常投与群と比較して有意差を認めず、日本人患者においてEV隔週投与は有効性を損なわずにより安全に投与を行える可能性が示唆されました。